あびこ便り　第２９６号　１６年 １１月号 　　　　　更新日　2004/10/20　

雨でも鮮やかな立山の紅葉
　久し振りに一泊のバス・ツアーで立山・黒部を訪れた。生憎の雨天であったが、立山の大観峰から見る紅葉は美しかった。　黒部峡谷は半月ほど紅葉の見頃には早かったが、窓の無いトロッコ列車に乗車している間は雨が上がって、ずぶ濡れにならずにすんだ。　黒部ダムでは迫力満点の放水をしていた。

　　　　　　　　　大観峰から見上げた岩壁の紅葉

黒部峡谷のトロッコ電車
　松戸で乗車したバスは、関越道から北陸道を経由して富山の宇奈月へ到着した。　黒部ダムの建設資材を運搬した鉄道が観光用となった黒部峡谷鉄道は、窓もドアも無いトロッコ客車がお目当てである。　追加の運賃を払うと窓付きの高級車に乗車できるが、幸い雨が上がったので、窓の無いほうに乗った。　紅葉の見頃には半月ほど早かった。
　　
　宇奈月駅で出発を待つトロッコ電車　　　　　　　　　　　　　　　後曳橋を渡るトロッコ電車

室　堂
　翌日の朝早くから立山ケーブルとバスを乗り継いで室堂へ上がった。　生憎の雨天であったが、みくりが池と地獄谷のあたりを散策して、みくりが池温泉に入浴し、立山ホテルで玉殿湧水を使った水出しコーヒーとチーズケーキを賞味した。　山に慣れている人は雷鳥を見たそうだが私は見ることができなかったのが残念。
　　
　　室堂平から立山を望む　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みくりが池

　　
　　玉殿の湧水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みくりが池温泉


　　　　　室堂の地獄谷の眺め

立山の大観峰
　室堂から立山の真下のトンネルを越えた大観峰では紅葉が真っ盛りであった。　雨がザーザーで傘を差しての見物であったが、間近の岩壁に生える木々の紅葉が鮮やかで美しかった。　紅葉の尾根を見下ろした先には黒部湖が見えた。
　　
　　　　大観峰から見上げた岩壁の紅葉


　　　　大観峰から黒部湖を見下ろす

黒部ダム
　裕次郎さんの映画でも有名だが、大変な苦労と尊い犠牲者によって完成された黒部ダムは、さすがに雄大で、折り良く見物できた放水は迫力満点であった。
　　
　　　黒部平から黒部湖へ向かうケーブル　　　　　　　　　　　黒部ダムの放水


　　　展望台より放水をしている黒部ダムを望む

　　　　　１６／１０／２０　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上村　隆　　　

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編集後記／　拉致の幕引きを狙うか小泉政権
　優しい外見とは裏腹に対北朝鮮強硬派であった中山参与を外し、こともあろうに山崎などを顧問に据えた小泉改造内閣は、この陣容からして拉致問題には腰が引けている。　拉致というテロ行為を働いた当事者に事件の解明をお願いするのは筋違いである。援助目当てで小出しにされるだけである。　テポドンが飛んでから制裁法案を成立させた頃の民意の高まりを思い出し、これからは制裁法案を適用することによって再度圧力をかけ、日本が脅すことによってのみ拉致被害者を救い出すことができる。　一説には１００人以上とされる拉致被害者全員の帰国（原状回復）が完了してから国交正常化交渉が開始されてしかるべきである。　順序を逆にして点数を稼ごうとするならば、小泉政権は歴史に恥を晒すこととなろう。
　今度の韓ドラ「チャングムの誓い」で袋を利用した拉致の手口が何回も出てきた。この方法は彼等にとって伝統的で手馴れた手口なのだと納得できたのは収穫だった。
　　　　　　　１６/１０/２０　　　　　　　　　　　　　　　　　　上村　隆

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