あびこ便り　第３０１号　１７年 ４月号
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　更新日　2005/3/21　

あびこ Video Festa 2005

　NPO法人・あびこ・インターネット・博物館（理事長 玉造仁一さん）による
「あびこ Video Festa 2005」が開催された。伝統文化・自然環境・市民活動・
社会に貢献された人々などを題材に、有益な映像を制作して、インターネットでも公開している。
これまでにおよそ８０本の作品を制作して、我孫子市教育委員会の視聴覚ライブラリーに
登録している。　今年も１０作品を上映した。
そのうちの１本「我孫子駅物語」は平成１６年度千葉県メディアコンクール特別賞を
受賞した作品である。
同博物館のご好意により、当日上映された画像を撮影したものをご覧下さい。
それぞれの作品を１本につき１０００円で頒布しているので、
興味のある方は同博物館へ申し込まれたし。

　　

１　「台風と名付けた男」
我孫子市布佐に生まれた岡田武松さんは、日本の気象予報の草分けで、
日本海海戦で「天気晴朗なれども波高かるべし」と予報したことで有名だが、
台風の命名者でもあり、ラジオゾンデを日本で最初に打ち上げ、
天気予報をラジオで行うようにした方でもある。

　　

　　

２　「庭木の剪定」
あびこ楽校の植木の剪定講座の指導者である高野光利さんによる、庭木の剪定の実技指南。
　　（上映されたのはダイジェスト版、フルサイズ版は４５分）

　　

３　「癒しの里づくり」
新木野社会福祉協議会が実施している、灯篭ながしの様子。

　　

４　「世代間交流〜昔の遊び」
湖北台東小学校での東小まつりにおいて、湖北台地区福祉協議会が実施した、
地域の人々から子供たちへの遊びの伝達。

　　

５　「我孫子消防第一分団」
消防団の日頃の消防訓練、競技会、水防訓練、花火での警戒、
歳末警戒パトロールなどの活動の記録。

　　

６　「我孫子宿」
土浦道中絵図にもとづいて、江戸時代の我孫子宿を偲ぶ。

　　

７　「あびこ型地産地消」
あびこ型地産地消推進協議会の活動記録。

　　

８　「古戸の四季」
古戸地区で、古戸はやし連中が継承している、
神楽舞・夏まつり・芸能祭での演舞など一年間の活動記録。

　　

９　「我孫子駅物語」
明治時代に我孫子駅誘致に私財を投じた飯泉喜雄さんの活動と、我孫子駅開業の歴史。

　　

１０　「飛来したコウノトリ」
北新田に飛来した一羽のコウノトリの映像。

　

問い合わせ先：あびこ・インターネット・博物館　http://www.abiko-museum.com
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｅメール：a.i.m@abiko-museum.com

　　　　　１７／３／２１　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上村　隆

編集後記／　中国の強さと脆さ
　中国は最近ロシアから最新型の静かな潜水艦を入手して、極東アメリカ軍への
強力な対抗手段を手にした。ＥＵからも武器を購入すべく画策中である。
貧富の差が拡大してはいても１３億人という頭数の威力は強大である。
アメリカとの貿易額で日本を抜いたし、石油や鉄材の輸入量も大きい。
　一方で、農村部の疲弊、漢民族以外からの自治圧力、
党や官僚の不正や腐敗の増大、正当に機能しない裁判、
著作権や特許権を無視した経済活動など、内包する問題は根が深く大きい。
　日本を靖国参拝や教科書問題で叩くことでスケープゴートにしたり、
台湾との統一を騒いだりして、国民の目を欺こうとしているが、
上記のような根本的な問題を解決できる見込みは無い。
　このまま軍事力を増大させ、国際政治の面で覇権主義を推し進めれば、
昔の米ソ冷戦時代のように、これからは米中冷戦時代となろう。
ソビエトの時と同じく中国の共産主義体制が崩壊することにより、
この米中冷戦が終結するのかも知れない。
　　　　　　　１７/３/１８　　　　　　　　　　　　　　　　　　上村　隆

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